3月11日に波に乗ろう

その名も『3月11日に波に乗ろう』

「3月11日に波に乗ろう」は、福島県浜通りを舞台に、サーフィンとアート、そして静かな対話を織り交ぜたコミュニティの場である。サーファーの高橋優子によるカルチュラル・プラットフォーム「縁側の家」に立ち寄ったアーティスト三原聡一郎、美学研究者の松谷容作が、高橋らローカルのサーファーに誘われて波に乗り、美味しい食事を囲みながら語らった体験をきっかけに、2022年に始まった企画である。 毎年3月11日、未経験者も交えたサーフィン体験で身体を揺らし、浜辺に吹く風と冷たい白い波の感覚を分かち合う。その後、「縁側の家」の庭でゆったりとランチを味わいながら、それぞれの3月11日を静かに振り返る。14時46分には黙祷を捧げ、震災と“今”をつなぐ柔らかな時間を共有する。「続けること」を重視し、向こう10年間の継続を少しずつ形を変えながらも、誰にも開かれ続けることを目指している。波に乗り、ご飯を食べ、ゆるやかにつながる。そんなシンプルで心地よい“ngupi”、被災とサーフィン文化で繋がりのあるアチェの言葉で、友人とコーヒーをすすりながら目的なくダラダラと過ごすような時間が生み出されている。

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3月11日に波に乗ろう

住所:福島県広野町