アートユニットBarrack(古畑大気+近藤佳那子)が愛知県瀬戸市にてカフェギャラリー「Art Space & Cafe Barrack」を運営する中で出会ってきた瀬戸ゆかりの作家たちとつくる芸術祭。
古来よりやきものを始めとする創造の街として発展してきた瀬戸が多くの文化の交易点であったことに着目し、現代美術の分野から多様化する現在の瀬戸のものづくり、文化と産業、遊休施設の活用、造形教育といった多角的な視点でその価値を発信し、未来へ引き継いでいくことを目的として、2019年より始まった3年に一度開催されている現代美術の展覧会である。
会場となるのは、元国有だった窯業の研究所である旧産業技術総合研究所や、廃校となった小学校、黒川紀章設計の大型団地など、土地や建物の持つ魅力も同時に味わえる内容となっている。また、会期中には食や音楽の夜市あり、ライブあり、出張喫茶ありの特別プログラムも行われる。
日々作品が生まれ、発表し、会期が終わってもその土地で制作が続いていく様を企画・会場・参加作家・インストーラーに至るまで、瀬戸ゆかりのチームで見せるのが特徴。 窯業を中心に育まれたものづくりの歴史を体感しながら、新たな価値・文化を創造することを目指している。(Barrack 近藤)





- セミオープン
瀬戸現代美術展
住所:愛知県瀬戸市内の遊休施設など
2019年より3年に一度の周期で開催。 詳細はHP、またはインスタグラムにて