現代地方譚

小さな漁師町で続く、全国的視野の芸術祭とレジデンス『現代地方譚』

絶滅種ニホンカワウソが最後に目撃された土地、高知県須崎市を舞台にしたアーティスト・イン・レジデンス。東京から須崎に帰郷したアーティストの竹崎和征、ドイツから移住したアーティストの川鍋達、まちづくりの活動をしていた佐々木ホゲットの3名により構想が練られ、2014年よりレジデンスおよび展覧会を開催。初回は小西紀行、竹川宣彰、COBRAなどのアーティストが参加し、以降もアキラ・ザ・ハスラー、伊藤存、青木陵子、今井麗、佐々瞬、諫山元貴などが須崎に滞在し、展示やパフォーマンスを行った。2018年の「現代地方譚5」からは音楽プログラムも始まり、環ROY、イ・ラン、VIDEOTAPEMUSIC、寺尾紗穂などが須崎の漁港や神社、取り壊し予定の体育館などを舞台にライブを開催。高知駅からさらに1時間ほどかかる小さな漁師町で、独自のレジデンスと展覧会が10年以上も続いている奇跡的なプロジェクト。何もない場所から何かをつくりあげることの可能性を示してくれる。

現代地方譚1 2014年 画像提供:現代地方譚
現代地方譚9 2020年 Photo: 表萌々花 画像提供:現代地方譚
現代地方譚11 2024年 画像提供:現代地方譚
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現代地方譚

住所:高知県須崎市青木町1-16