2008年1月に東京・吉祥寺にオープンしたインディペンデントな個人経営のアートセンター。ディレクターは小川希(おがわのぞむ)がつとめる。現在進行形=Ongoingの冠の下、行政や企業といった外部からのお金を一切入れずこれまで自力で走り続け、今なお奇跡的に存続しているアートスペース。レンタル等は一切行わず、100パーセント自主企画の展示を行う。設立当初は1ヶ月ペースの展示を開催していたが、東京ならではの家賃の高さもあり、半年ぐらいで廃業しそうになったのだが、そこから2週間ペースの展示に変更。月に2本の企画展を行うことでこれまで生き延びてきた。この、世界のアートシーンを見ても他に類を見ないペースでの展示は、東京で活動を続けるアーティストのコミュニティーを爆発的に拡大させることに寄与していくこととなる。2階がギャラリースペース、一階にはカフェとライブラリーが併設され、トークイベントやワークショップやスクールやパーティー等のイベントを毎週末に開催。さまざまな世代のアーティストやアートファンのミーティングポイントとなっている。2013年からはアーティスト・イン・レジデンスを開始し、東南アジアやヨーロッパを中心に、国際的なネットワークも着実に築きあげている。


