スポーツと歴史とアートのまちづくりを進める横川駅前のエリアで毎年9月ごろに開催される芸術祭。地域団体とアーティストなどが協力して運営され、2013年から続く「横川商店街劇場」が2023年に「横川まちの芸術祭」としてリニューアルした。 地域に根付く芸術祭。
横川はとにかく地域の方のノリがよく意欲的な印象だ。地域団体とアーティストなどが協力して運営するギャラリースペースやレジデンス、シェアアトリエもある。飲食店も充実していて、ミニシアターや古本屋、壁画など、カルチャー密度が濃いエリアだ。
芸術祭では、ギャラリー、商店街のアーケードや店内、スーパーマーケット、神社など街の各所に作品が散りばめられ、地元や県外からのゲストアーティストによるワークショップやトークイベントなどバラエティに富んだプログラムが実施される。
この芸術祭は人の巻き込み方もユニークで、芸術祭へ向けて何度も行われる「スパイシー会議」では、アーティストや実行委員が作ったカレーをふるまい、交流を深めアイデアを出し合う。ボランティアはLINEのオープンチャットでミッション形式で配信される「ヨコゲークエスト」に参加することで、誰でも無理なく参加できる仕組みになっている。
