京都芸術センターは、京都市中京区にある複合文化施設で、2000年4月に開館しました。1931年に改築された元明倫小学校の歴史的校舎を活用しており、2008年には国の登録有形文化財に指定されています。ギャラリー、公演会場、制作室、図書室、情報コーナー、カフェなど多彩な施設を備え、展覧会や舞台芸術、ワークショップ、レクチャー、教育普及活動、地域連携プログラムなど、さまざまな芸術文化事業を展開しています。また、国内外の芸術家が滞在制作を行うアーティスト・イン・レジデンス・プログラムも実施しており、創造の支援とともに、市民や地域との対話の場も生み出しています。芸術と日常、伝統と現代、地域と世界が交差する創造的な拠点として、新たな価値や文化が育まれる場となっています。さらに、若手芸術家や研究者による実験的なプロジェクトの発表機会も提供されており、多様な表現の可能性を広げています。
筆者(池田佳穂)自身もかつて共催事業で関わる機会がありましたが、アーティストやアートワーカーに限らず、ボランティアグループとも長年にわたって信頼関係を築いており、京都を代表する重要な文化施設であることを実感しました。

撮影:高野友実

撮影:高野友実

撮影:高野友実