香川県高松市のゲストハウスの一室から始まったアーティスト・ラン・スペース。アーティスト・ユニット「orm」としても活動する藤井智也と高橋ちかや(noisy_eye)が2021年より運営する。オランダやデンマークで写真やデザインを学んだのち、数年間の海外生活を経て高松に移住した二人が、2019年より営んでいたゲストハウスの一室を、コロナ禍を機にスタジオ兼ギャラリーとして改装。その後、現在の場所に移転し、セルフリノベーションしたスペースで本格的に活動を始める。高松をはじめ国内外を拠点とするアーティストの展覧会から、スイスのアートコレクティブやベルリンのカルチャーマガジンの紹介、韓国ソウルのギャラリーとのコラボレーションなども行う。それぞれ個々のアーティストとして、また「orm」として、国内外での活動を行う藤井と高橋のネットワークを生かした企画を実施している。地域や国をまたぐ軽やかなアクティビティは、欧州やアジアでノマド生活を送ってきた二人のバックグラウンドの影響も感じさせる。


