愛知県瀬戸市にあるタネリスタジオは、アーティストたちの自主性と地域性を軸にした、創造的なコミュニティの創出を目指す共同アトリエ兼ギャラリーです。かつて商店街にあった元電器店と眼鏡屋が入っていた廃ビルを、参加アーティストたちが自らの手でセルフリノベーションし、3階建ての広大な空間へと生まれ変わらせました。ここでは、制作スタジオ、カフェ、アートギャラリー、事務所が一体となり、多様なクリエイターが交流し、刺激し合う場を提供しています。運営を牽引するのは、アーティストで代表の設楽陸と同じくアーティストで副代表の植松ゆりかです。彼自身も豊かなアート経験と確かなビジョンを持ち、現場の細部にまでこだわりながら、定期的な展示会やワークショップを企画・運営しています。設楽氏は、自らの制作プロセスやアート表現を積極的に発信するとともに、2025年1月にメキシコでのワークショップツアーも実施するなど、地域内外のアーティストとの連携を積極的に図り、タネリスタジオを未来の芸術文化を育む重要なプラットフォームへと進化させる原動力となっています。また、タネリスタジオは国際芸術祭「あいち2025」にも関係しており、地域のアートシーンを盛り上げる重要な拠点となっています。


